VESPA STD リードバルブ化
ベスパの話になります。
昨年の5月のイベント時、まだ200kmくらいしか走ってないし、たいしてブン回した記憶もないのですが、クランクのスピル溝が破損。修正の域を超えているのでクランク交換となります。組み付け不良とは考えにくく、クランクの不良だったと考えたい。
もうね写真撮る気にならないぐらいショックでね。仲間のフェイスブックより画像借用しますた。
クランク交換にはケース割らないかんのでまた大仕事。だったらついでにロータリーバルブからリードバルブにしちゃおうかってことになりました。なぜならリードバルブのマニホールドとリードバルブ用のクランクの在庫があるからw
左:今までのインテークマニホールド。右:リードバルブ内臓でアルミのインゴットからCNC旋盤で削り出されたマッシブなインテークマニホールド(MMWというメーカー)。
キャブレターとボディの逃げがないとボディにキャブレターが当たって具合が悪い。上の写真は既存のマニホールドの逃げ。ボディからは3cm程度のクリアランスがある。
リードバルブ内蔵のマニホールドではどうか。やべっ写真のアングル違いすぎた。ボディとのクリアランスは2cm程度。ギリ問題なさそう。キャブレターの位置が2cmほど前に出たせいでスポンジのエアクリーナーががっつりボディと干渉。まぁスポンジだから問題ないんですが、気分が悪いんで小さいものに変更すつもり。
既存の上からの写真。ボディとエンジンの間にきれいに収まっている。
MMWの上からの写真。ややボディ側に寄ったものの問題なさそう。MMWの刻印がイカす。
これやったのは昨年末ですが、いろいろ気になって修正してるとこもあり、まだ火入れに至っておりません。4月までには火入れ、秋までには絶好調にしてイベントに自走で参加したいものです。
ギア付きの旧式2ストのベスパの生産はとっくに終わってるのに、未だに新製品が出てチューニングの質が上がっているのは凄いことだなと思います。このリードバルブのマニホールドは10年近く前のもので、今はもっとコンパクトなものも出ているので、機会があればそれも試してみたいなと思います。