この子、あの子

先日NHKの番組で"自走お掃除ロボット"をペット感覚でかわいがる人々がいるという話をやっていた。修理の際にお掃除ロボットを毛布にくるみ、大切に抱えて持って来る人もいるとか。

それを見てて思ったんですが、私は物に対して「この子」とか、人称で呼ぶことに違和感がある。動植物などの生あるものに対してならそれほど違和感はない。仮想ペット（昔だったら、たまごっちとか）だったりぬいぐるみなんかも、名前付けたりして愛着が湧くでしょうから人称で呼ぶのもまぁわかる。でもカップに顔が書いてあっていくら愛嬌があるからって「この子」とは呼ばない。

昨日、コンビニでたばこを買おうとする女性が店員に「あの子くださ～い」とたばこの陳列棚を指さしていた。店員は戸惑い、私は「あの子ってどれやねんっ！」と心の中でツッコミを入れていた。

ちなみに私のギョーカイあるあるで、エンジニアが図面の一部分を指して「この子とこの子がぁ～」と言うのをたまに見かける。しかも女性ばかりでなくオッサンも。まぁ愛着をもって描いたって理由からなのか、呼称で言っても分かりづらい部材だからなのか。いずれにせよ気持ち悪いので、わざと「えっ？この子ってどれのことですか？？」って真顔で聞き返すようにしている。どんなに可愛い子が「この子がぁ～」って言っても、決して屈しないw。