コト・モノ・ヒト

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クリスマスのちょっと悲しい話

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昨日の仕事帰り、ケンタッキーの前には長蛇の列。うちでは24日という日付にこだわりはなく、週末にクリスマスっぽい料理を食べてケーキを食べるのが習慣になっている。ちなみにクリスマスにケンタッキーを食べたことは一度もない。七面鳥は無理でもフライドチキン食べる気分にはならないんで。

クリスマスになると毎年思い出す話がある。ずいぶん前に喫煙室で耳にした、ちょっと悲しい話。

クリスマスが出張になってしまった、まだサンタの存在を信じる小さな子供を持つお父さんは、週末早めのクリスマスパーティーをした。お父さんはプレゼントをもらって喜ぶ子供の顔も見たくて、翌朝、プレゼントを置いておいた。もちろん子供は大喜び。その顔を見て親も大喜び。

ところが翌週。子供が泣きながら帰ってきた。どうやら学校で「うちにはもうサンタさん来たよ」とでも言ったらしい。クラスのみんなにはまだ訪れていないサンタに、偽物疑惑が掛ったらしい。

自分の都合のせいで子供が泣かされたお父さんはえらく悲しんだ。それを聞いた同僚たち、

「ルート間違えて早く来ちゃったことに・・・」

「あれは間違えってことで、もっかい25日に本物のプレゼントを・・・」

「やっぱりカミングアウトしちゃえば?」

などなど、言い訳をまじめに考えているのがおかしかった。

自分が何歳までサンタを信じていたか正確に記憶していないけど、ずいぶん早い時期に真実を知った気がする。欲しかったものがプレゼントされても、なんでサンタが自分の欲しいものが判ったのかが不思議でたまらなかったことは覚えている。