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2018 夏休みに見た映画 5選

今日から仕事再開。今年の休みは映画(ビデオ)をたくさん見た。その中で印象に残った映画5本を勝手に紹介。ネタバレあります。

 

ミッション:インポッシブル フォールアウト

新作公開の度に映画館で見続けている作品のひとつ。一話完結ではありますが前作とのつながりが大きい作品でした。前二作に出演していたジェレミー・レナーが出演していなかったのが残念。あとトムさまの上半身ヌードシーンがなかったのは意外。
トムさまのアクションは相変わらず激しく、成層圏からのスカイダイビング、ビルからビルへのジャンプ。ノーヘルでBMWのバイクをぶっ飛ばす。ヘリにつかまって飛行。これらすべてスタント不使用。撮影中に足首を骨折したのは有名な話。ストーリーは単純ですが素早い展開で最後はお約束、素手での殴り合いでラスボスを倒す。崖っぷちだろうが谷底に落ちそうになろうが、爆弾が爆発しそうになろうが絶対的安心感を持って観られる作品。冷や冷やするスリルはないけどヒーロー映画なので無問題。
 
 
ドリーム(WOWOW

実話に基づく映画。人種差別が当たり前だった1960年代。黒人、さらに女性という立場で3人の天才がNASAの有人宇宙飛行に大きく貢献する物語。差別を受けながらもそれを跳ね除け偉業を達成する姿は痛快、そして感動。

私的なクライマックスは政府関係者、しかも男性しか参加できない会議に「計算係」として特別に同席を許されたシーンで、思うように進まない計画に痺れを切らした政府関係者から、落下地点の計算はいつできるんだ?と問い詰められ「計算係」として参加したキャサリンに「やってみろ」とその場でチョークを渡すシーン。その瞬間涙。

原題「Hidden Figures(隠された姿、人々)」に対し邦題の「ドリーム」がお気楽すぎると批判があったようです。たしかに夢という言葉だけでは済まされない、人種差別という暗い一面を感じさせるシーンも多々ありましたが「Hidden Figures」というほどネガティブな題名でなくても良かったような。ここ何年かで一番の映画といっていいほど感動した作品でした。続けて二度見た。
 
 

実話に基づく映画。という前知識だけで観た作品。主人公たちの幼少期~青年期、ヨーロッパ旅行、電車内でのテロを止めるシーン。以上の3部構成でしたが、2部はホームビデオのようで正直いつまで続くんだと時計を見たりしてしまった。しかし3部の電車内でのテロを未然に防ぐシーンでは一瞬にして引き込まれた。そしてクライマックスを見て、それまでの1部、2部がこのシーンのために必要だったことを思い知る。

あとで知って驚いたのは監督がクリント・イーストウッドだったこと。そしてなんと主役の3人が本人を起用していたこと。最近実話の映画ばっかり撮ってる印象で「そりゃ実話って説得力あるもん、ちっとずるいよね」と思っていたんですが、そこからさらに本人起用とはイーストウッドさん究極のリアリティを求めた結果でしょうか?

青年期からは素人(本人)なので演技が眠かったというレビューも見かけましたが、私的にはいやぜんぜんすごいです。立派です。時計観ちゃってごめんよ。クライマックスのために見てもいい作品だと思います。

 
 
遊星からの物体X ファーストコンタクト(AMAZONプライム

私が幼少期トラウマになったふたつの映画のうちのひとつ「遊星からの物体X」の序章にあたる作品。ちなみにもう一つのトラウマ映画は実写版の「はだしのゲン」。これみてしばらく原爆恐怖症になった。あり得ないけど寝てる間に空爆されるんじゃないかとか、ある日突然日本が戦争状態になるんじゃないかとか。

閑話休題

前作公開が1982年。本作品はアメリカ公開が2011年秋。ぜんぜん知らんかったね。前作から30年近くたって公開された作品であり、CG使えばもっとリアルになりそうなところをわざとなのか?前作へのリスペクトなのか?アナログ感も感じさせる作品でした。
エイリアンのようなある意味芸術的なグロテクスさは皆無。なんでこんな意味不明なクリーチャー考え付くの?アホなの?バカなの?感は健在。このあとトラウマ作品の前作を観ましたが、アホさバカさ加減では前作を超えていない感じでした。グロテスクな表現が苦手な人は絶対に見てはいけない映画だと思います。「エイリアン」の「プロメテウス」「エイリアンコヴェナント」同様、起源を知ることが重要なのです。なのか?
 
 
ローンサバイバーAMAZONプライム

レビューで高評価だったので視聴。幼少期に原爆恐怖症になっておきながら、大人になってからは戦争映画は好きなジャンル。なぜなら究極の人間ドラマだと思うから。

アメリカの精鋭特殊部隊の4人が偵察中にタリバン相手に追い込まれるサバイバル映画。なんとこれも実話ベースでした。ミッションインポッシブルのどんなに追い詰められても「いや大丈夫なんだなこれが」とは真逆の「これ絶対無理でしょ」の衝撃的なシーンの連続。
プライベートライアン」の冒頭の上陸シーン「これ生き残るの運だけじゃない?」的な。「ブラックホークダウン」の墜落したヘリの操縦士が捕虜にされた時のような(いやもっと近いのがあったけど思い出せない)絶望的な状況。残念ながら精鋭特殊部隊3名は命を落とし、救助に向かった十数名の兵士も命を落としてしまうんですが、絶望状態から唯一兵士が生還した理由に物語があった。見ごたえのある戦争映画でした。
 
以上です。