まだぐっすり眠れる日は遠いか
書こうと思っていた事をすぐ書けず、数日遅れてしまうという今日この頃。まぁよかろう。
佐野研二郎の東京五輪エンブレムパクリ疑惑。前からそうすればよかったのにと思っていた「辞退」という形で幕が下りた。
いや下りてない。mr-designの掲載文を見る限り、辞退となった理由はエンブレム以外にあるとし、エンブレム自体の盗作には触れていない。というか盗作を認めていないようです。私が思う辞退の決定打は「原案」としているエンブレムが「ヤン・チヒョルト展」のロゴにそっくりだったことだと思うんですが、そこには触れませんでしたね。
辞退という形で、すべての権利と責任を放棄。ということなんでしょうが、すでに多くの刊行物にあのエンブレムは使用されており、その回収費用、新たなエンブレムの決定にかかわる費用、それを刷り直す費用。また莫大なお金がかかりますが、その責任は誰がとるのか。というのが最終的な焦点になりそう。
それと彼が冒した最大の罪は今回の出来事がデザインに関わるすべての人々のイメージを悪くした。ということではないでしょうか。著作権のあるなし、商用利用に関係なく何かしらの規制ができそうな気がします。