何でもかんでも責任回避のため
大雪後の雪かき中、近所のマンションの管理人さんと話す機会があった。思いもよらぬ大雪のせいでテンションが上がってたからか、雪かきという作業を行う同志だったからか。普通だったら絶対話したりしないんでしょうけど。
その際、雪かきした雪が一か所に大量に積まれて、なんでこんな山のように?と思ったら翌日、それは”かまくら”になっていた。子供二人くらいが余裕で入れそうなかまくら。きっと住人の子供のために作ったのだと思う。子供たちが遊んでいる姿は見かけていないが、きっと喜んで遊んでいたに違いない。隣に子供たちが作ったであろう”雑なw”雪だるまとかも飾ってあったし。
しかもそのかまくらはなんと照明設備完備だった。マンションの外構なんかに使われている腰高のポール型の照明。それがかまくらの穴の中に立つように作ってあったのだ。管理人さんなかなかやるじゃん!
でもそのかまくらは二日後には壊され、山のように積まれていた雪はなだらかに均されていた。
先日たまたま管理人さんを見かけて「かまくらすぐ壊れちゃいましたね~」と言ったら、残念そうな顔をして「管理会社から壊すように命令された」のこと。それ聞いてすぐにピンときた。管理会社の人間が作ったもので事故が起きたら責任は管理会社に向けられる。それを危惧しての命令だったのだろう。
もめる可能性があることはやらないほうがいい。管理会社の気持ちはわかる。わかるけど・・・。言わずもがなで「自己責任ですよ」というのを知らしめる方法はないものかと、こういう時いつも考えてしまう。
そこのマンションの外構の床は”ピンコロ石”という見た目は洒落てるけどゴツゴツしている石で、高齢者や小さな子供が躓いて転びやすいものになっている。そっちのほうがよっぽど危ないんでないかい?と問いたい。