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コト・モノ・ヒト

 いろんなコト、いろんなモノ、いろんなヒト

キオク

コト メモ

湯沢にスノーボードに行ってしっかりナイターまで滑って、朝方都内に車で帰ってきていた。そのまま車内で仮眠。その時”わずかな揺れ”を感じたと思う。そこから一切の情報に触れることなく朝、事務所に付くといつもと雰囲気が違った。事務所でかかっているFM東京の番組パーソナリティーがたまたま関西方面に行っていたらしく電話中継で「お風呂のお湯が揺れでほとんど溢れた」といつもの明るい声ではなく震えるような声で言っていた。その後も不安と恐怖を感じさせる声で「詳しいことは判りません」を連呼していた。

事務所にはテレビがなく、下階にある知り合いの会社に行く。テレビには現実とは思えない映画のような光景が映し出されていた。あたり一面から上がる煙。高速道路から落下しそうになって止まったバス。

テレビではすでに死者数が発表されていたが、時間が経つにつれその数がどんどん膨れ上がり恐怖を感じた。事務所に戻るもラジオに耳がいき仕事にならなかった。とんでもないことが起きたと思った。あのときのことを書いている今も胸がドキドキする。

当事者でなくとも今でも忘れない記憶。