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LAMY2000 4色ボールペン スラスラからヌラヌラ?パイロット「アクロインキ」

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LAMY2000 4色ボールペン購入後、即行でリフィルをLAMYオリジナルから三菱の「ジェットストリーム」に交換して早3年以上。リフィルの交換回数は色によってですが、多いもので6~7回くらいでしょうか。

ジェットストリームのスラスラした書き味には満足していたのです。不満は値段がちょっとお高いこと。しかし最も大きな不満は「緑」がない!。まぁほとんど使わないけどな!。LAMYの緑が初めて切れたところ(ほぼ使わなかったので)で、今まで考えたこともなかった他の4Cリフィルを探したら(ボーっと生きてんじゃねえよ!byチコちゃん)、サクッと見つかったパイロットの「アクロインキ」。なんと黒・赤・青・緑の4色あるでないの!

ということですぐさま購入。ありがたいのは1本単価がジェットストリームの半額以下。インクはジェットストリーム同様、油性の低粘度インキ。書き味はアクロインキのほうがややヌラヌラした印象があるものの、数回使えば何の違和感もなくなった。というか滑りすぎるジェットストリームよりむしろ好み。

発色はアクロインキのほうが明るい(やや鮮やかな色)。ジェットストリームの方が色に深みがありますが、これは好みの問題。比べて書けば違いは判りますが、単体では全く気にならない。

LAMY2000は構造上、使いたい色の印の付いた部分を上に向けて芯を出すことで任意の色の芯を出す仕組みになっています。この構造の「多色ボールペンあるある」だと思うんですが、急いで芯を出してしまった時など、黒で書いたつもりが赤の芯が送り出されて、書いて初めて気付くという書き損じが発生することが結構ある。重要書類で名前の一角目書いて初めて気づいたときなんか超ショック。両リフィルともこの書き損じを防ぐ意味もありペン先にインクの色が判るようにインク色が塗ってあるんですがジェットストリームは使っていると色が剥げてどの色だかわからなくなることが多かった。対してアクロインキは色が剥げにくい様子。とはいえ少しずつ剥がれていっているような・・・。でも今のところ書き損じが減るのはとてもありがたい。

購入後3年ちょいのLAMY2000ですが、特段大切に使っているわけでもないですが目立つ傷もなく、変わったことといえば樹脂部分がだいぶテカって味が出てきたことくらい。おそらく今後の4Cリフィルはこれ一択となることでしょう。頼むから今の値段のままでずっと販売し続けていただきたい。

 

購入記事です。 

 

万年筆も使ってます。記事にしてないけど0.7シャープペンシルも・・・。

LAMY好きが高じてこんな改造もやってます。

 

LAMYサファリ ローラーボール フリクション化(消しゴム付)

好きな文具のひとつ、LAMYサファリ。2017年の限定色は「ペトロール」やや緑掛かった濃い青とでもいいましょうか。渋くていい色。仕上げはマット仕上げ。今までは万年筆ばかりでボールペンは初めての購入でした。しかし単品で黒インクの水性ボールペンを使う機会は少なく、フリクションにしたくなった。

f:id:aratoshi:20170803214335j:plainリフィルはほぼ互換性あり。ノックタイプの0.5mmまたは0.7mmのリフィルに3色用のリフィルを8mmほどカットして嵩上げすればジャストフィット。消しゴムなしでよければこれで完了。

でもフリクションの良さは消しゴムがペンと一体であってこそ。そこで「ペトロール」のカラーにあった消しゴムをということでフリクションカラーの黒を用意。

f:id:aratoshi:20170803214841j:plainこれの消しゴム部分を抜き取る。ペンチなどで挟まなくても隙間にマイナスドライバーなどを入れて少しずつコジっていけば、変形することなくゴムは外れた。

f:id:aratoshi:20170803215014j:plain外した消しゴム部分。若干白っぽく傷ついてますが影響はなし。ここからはLAMYサファリ側の改造。といってもドリルで穴開けるだけ。

f:id:aratoshi:20170803215409j:plain1mm程度の穴から初めて4.8mmまで穴を広げた。いきなり大きくせずく少しずつ、中心がずれないように慎重に。これが一番難易度の高い作業。私は4.8mm開けるときにドリルが引っかかってふちが欠けてしまった。ちなみにドリルは10mm程度の深さで止めおく。そうしないとリフィルの底を止める部分が抜けてしまうので。

f:id:aratoshi:20170803215903j:plainこの穴にさっき外した消しゴムをちょっと水で濡らして滑りをよくしてねじ込んで完成。

f:id:aratoshi:20170803220010j:plainパッと見、純正然とした違和感の無い仕上り(笑。自己満足度100%。ちなみにリフィルの色はブルーブラック。お気に入りの文具になりました。

 

 

万年筆インクフローの誤解

dマガジンで購読できる「趣味の文具箱」Vol.36で”インク粘度224色測定比較”なる特集があった。LAMY2000万年筆のインクフローが良すぎると感じ、インクをラミーのブルーからペリカンのブルーブラックに変えて約20日。インクフローにさほど変化はないが、乾きは若干早くなったと感じていた。しかし記事を読んでいると私の認識がいろいろ間違っていることが判明。 

正解.低粘度のインクほど早く乾く。

私は粘度が低いとインクの出が多くなるので乾きが遅いと思っていたら、粘度が濃いほうが溶剤の量が多いために乾きにくくなるそうだ。

正解.粘度が高いほど、インクの密度が高いわけではない。

これは粘度が高いほうが文字の濃淡が付きにくいのかと思っていたら、そうでもないようで、粘度が高いものでも濃淡の差が激しいものもあった。

ちなみに私が使ったことのあるごく僅かなインクの粘度は以下の通り。単位はmPa・s(ミリパスカル秒)

ラミー ブルー 0.93
ラミー ブラック 1.03
ペリカン ブルーブラック 0.95 


今好んで使っているブルーブラックのメーカー別のインクの粘度

f:id:aratoshi:20160428164509j:plainということでペリカンはブルーブラックの中では最も粘度が低いインクだったようです。もう少しヌラヌラ書けると気持ちいんですが、これは万年筆本体とインクの複合要素だと思うんで、へたに手を出すと「インク沼」に嵌りそうなので、しばらくはペリカンのブルーブラックを使うつもり。

といっても万年筆のインクボトルって中々使い切らんので、そのうち買って試してみるかも。趣味の文具箱Vol.36ではほかにも各メーカーのインクをさまざまな紙に書いた状態の色別カタログなど、参考になる記事満載。これは書籍を購入してもいいと思った。 

趣味の文具箱 36 (エイムック 3257)

趣味の文具箱 36 (エイムック 3257)

 

関連記事

 

 

インク変更でインクフロー改善なるか

インクフローの良すぎるLAMY2000万年筆。

症状としては溢れるくらいにインクが出すぎて渇きが悪く、紙質によっては滲んで困ることも。その改善を狙ってインクを変更してみることに。ちなみに今まではLAMYのボトルインクのブルーほぼ一択だった。

粘度の高いインク、そして前から興味のあった「古典インク」にもトライしたいと思い、ペリカン4001のブルーブラックを購入。LAMYのブルーブラックも以前は古典インクだったようですが現在は染料インクとのこと。

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左が今まで使っていたLAMYのブルー。右がペリカンのブルーブラック。

LAMYのインクを抜き取り、水で洗浄・乾燥後、ペリカンインクに交換。

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交換後すぐの試し書き。ラミーと比べると書き始めはインクの出が渋いが、数文字書いていると出が良くなり、そのときの状態はLAMYとほぼ変わりないくらいのインクフローとなる。LAMYと比べ粘度が高い感じはしない。ただインクの乾きは若干早い気がするんで、違う意味で改善したといえばしたかも。

色はブルーに比べると落ち着いた色合い。ブルーでもばりばり仕事で使ってきましたが、より仕事向けな感じで気に入って使っています。

 

LAMY2000万年筆

 

 この記事から三週間ちょっと。実はこの三日後には万年筆を購入していた。

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購入したのはLAMY2000。決めては万年筆然としていないペン先のデザイン。それとLAMY2000の4色ボールペンを持っていたこと。

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この爪がちょこっと出たようなデザインがイイ。

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蓋をあけると透明の帯状の部分がある。インクを入れるとここに透けて見えて、インクのあるなし(残量の判別は不可能)くらい判るようになっている。継ぎ目を目立たせないデザインに命がけといっても過言ではないw。

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アルスターとの比較。アルスターのグリップ部分は「ここ持て」的な形状だったのに比べ、2000は単なる円錐形。最初は握りづらさも感じましたが一週間ほどで慣れた。

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文字太さはほとんど同じ。書き味は使い込んだアルスターでもサーッと僅かに音がするのに対し、無音で滑るような書き味。これが金ニブの威力なのか。最初は滑りが良すぎて書き難さもあったが慣れた。

インクフローはかなり良く、書いた直後は溢れんばかりの量。それゆえ乾きが遅く、すぐにページをめくるような使い方をすると滲んでしまう。これはインクの変更で解決するものなのか試してみるつもり。

所有する喜びを感じられるデザイン。心地よい書き味でお気に入りの一本になってます。